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32個取で100t成形機対応!医療用コネクタキャップ金型設計
医療機器・医薬品関連

32個取で100t成形機対応!医療用コネクタキャップ金型設計

  • 素材

    PP

  • ゲート方式

    トンネルゲート オープンバルブ(セミホットランナー)

  • 金型材質

    STAVAX焼き入れ

  • 成形機

    100t

  • 取り数

    32ケ取

 金型設計の工夫ポイント

この金型では、トンネルゲートを採用することでゲートカット工程を省略しました。また、ランナー部分にはオープンバルブのセミホットランナー方式を使用しています。製品4個を1セットとし、2セットのランナーを1つのバルブにまとめ、不要なランナー廃棄を削減しています。

ネジ抜き機構を廃止し無理抜き仕様を採用しました。これにより製品間のピッチが小さくなり、32個取りの金型をわずか100tの成形機に収めることが可能になっています。この設計は、生産効率の向上とコスト削減の両面に貢献しています。

金型にはSTAVAX焼き入れを採用しました。この材質は高い耐久性と耐食性を持ち、医療用として安心して使用できます。

 まとめ

医療用コネクタキャップの射出成形金型設計では、素材選定からゲート方式、さらには無理抜き構造の採用など、さまざまな工夫が施されています。これにより、32個取りという高効率を実現しつつ、成形機や材料ロスの面でコスト削減を達成しました。医療分野で必要とされる高品質と経済性を両立する金型設計の一例として参考にしていただけます。

 

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