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タンパーエビデンスキャップ用金型|32個取りで安定した量産を実現
食品関連

タンパーエビデンスキャップ用金型|32個取りで安定した量産を実現

  • 素材

    HDPE

  • 製品サイズ

    Φ20x15

  • 金型材質

    HPM38 焼入れ

  • ゲート方式

    ホットランナーバルブゲート

  • 取り数

    32個

■ 高精度×効率重視の金型構造

この金型は、タンパーエビデンスキャップを効率よく成形するために設計されたものです。
1度に32個のキャップを同時に作れる多数個取り仕様で、安定した大量生産を可能にしています。
使用しているゲート方式はホットランナーのバルブゲート。
これは、樹脂を加熱したまま金型内部に送り、無駄を減らしながら製品にきれいに流すしくみです。
とくにバルブゲートは、ゲート跡(樹脂の流入口)が目立ちにくく、外観品質の高い仕上がりに貢献します。

また内側のネジ部はモーターで回し抜きをしていますが、毎回同じ位置にネジが来るような仕組みを施し、32個安定した成形が可能です。

■ 成形品質を支える最適設計

タンパーエビデンスキャップのような製品では、ほんのわずかな寸法誤差でも機能に影響を及ぼすため、金型の精度が非常に重要です。
32個取りの多数個取り金型では、各キャビティ間の温度や圧力のバランスを整えることが欠かせません。
今回の金型では、樹脂のガス抜きや温調設計を重ね、量産時にも安定した品質が出せるよう工夫しました。
形状だけでなく「成形しやすさ」まで考え抜いた金型設計が、効率的な生産を支えています。