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高温対応・縦型機によるインサート成形試作:PPA-GF30の安定成形を実現
その他

高温対応・縦型機によるインサート成形試作:PPA-GF30の安定成形を実現

  • 素材

    PPA-GF30(ポリフタルアミド)

  • 金型材質

    PXA30

  • ゲート方式

    ピンゲート

  • 取り数

    1ケ取(試作型)

  • 製品サイズ

    35x42x2.2(バスバー寸法)

高温成形時のインサートの難しさ

PPA-GF30の成形では、130~150℃付近の高い樹脂温度と急激な冷却による寸法変化がネックになりがちです。
今回は、作業者がインサート品を入れる際に火傷等の怪我のリスクが大きいため、組み込みの容易さを念頭に置きつつ、ガス抜きとインサートの固定方法との両立を目指しました。

結果としてインサート品の固定にも加工精度とクリアランス調整を徹底することで、入れやすさとバリの低減の両立ができたと思います。

バリとガスが出易い樹脂だったのでインサート周辺のバリの心配がありましたが、初回トライから良品が得られました。

まとめ

今回の試作は、高温樹脂であるPPA-GF30と精密なインサート成形という難易度の高い条件下でありながら、1stトライで良品成形ができた好事例です。
ガス・バリ対策としてのヒーター温調、最適な排気設計、インサートの保持精度向上といった複合的な要素が効果的に機能しました。
今後は量産化を視野に、取り数の拡張や成形サイクルの最適化に向けた冷却系の見直しも進めていく予定です。