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スパイラルフローの金型
今回は「蚊取り線香の金型ですか?」と、とてもよく聞かれるこの金型についてご紹介します。これはらせん状の溝に樹脂を射出し、その流動長(どこまで到達したか)で樹脂の流動性を簡易的に観測するための金型になります。このらせん形状は、10mmの一定間隔で外側に広がる「アルキメデスのらせん」となっており、らせん溝の流動断面は5×1mmの長方形で、全長は850mmです。社内トライではリサイクル樹脂で射出成形を行ってみました。
例えば、どこまでその材料が流れたかを把握することができれば、その成形材料と、成形品の形状やサイズに合った金型設計や成形条件の調整に役立ちます。つまり、樹脂製品の品質を安定するための基本データを集める際に便利な指標にすることが可能です。今回の社内トライでは、約500mmまで流動長が到達しました。
当社ではこれまでに数型、スパイラルフローの金型を製作してきました。設計製作をノウハウとして確立しておりますので、ご利用いただきやすい価格帯でご提供できます。ぜひご相談ください。